鍵と錠                                

 「鍵(かぎ)」とは扉等についている「錠(錠前)」を開錠、施錠するもの
 「錠(錠前)」とは扉等についている本体。

 (KEY) (LOCK)に区別されます。

 物理的機能を持った世界最古の
 錠の始まりについて、現在の説には紀元前2000年位の
 古代エジプトの木製錠というのがあります。

 
 日本最古の錠
  1999年2月25日に、大阪府にある「野乃上遺跡」から日本最古の
  錠が出土されたと発表し、マスコミで報じられる。
  長さ17、2cmの海老錠で鍵はない。
  錆付いていて操作不能ながら、原型をとどめている立派なもの
  国産か輸入品かは不明。
                               みくりや
  活きている最古の錠は正倉院に納められている御厨子の錠で
  約1300年前のもの。


 現代の錠
  身の回りを見渡すと、扉、机、ロッカー、金庫、自販機、公衆電話
  車、バイク、自転車、マンホールの蓋、ハンドバック、スーツケース
  あらゆる所に錠が使われています。
  誰でも2つ以上の鍵を持っているのではないかと思います。
  
 鍵と錠の寿命
  当然、ものには寿命があります。錠前メーカーでも使用頻度を
  考慮し寿命は何年と定義されているものもあります。
  鍵を操作し錠を施錠、開錠を繰り返すと磨耗します。
  錠本体の金属疲労もあります。叉、使用環境によっても寿命が
  変わります。
  屋外でも海のそばで潮風に当たる、道路に面して排気ガスが多い場所
  庇が無く、風雨に当たる場所
  ビル、マンション等で人が多く共用で使用する部分。
  高層階でドアクローザーが不良でドアが、風の影響で
  勢い良く締まる・・・等。

  長年の使用によりドアの建て付けが悪くなり、錠本体に負担が
  かかりスムーズに操作できなくなる・・・この様な状態で
  使用を続けると鍵で開錠出来なくなり無理に鍵を廻すと・・・
  曲がったり、折れたりします。


  今の錠前は精度が高く、ピッキング対策として錠前を交換される方も多いと思います。
  精度が高い・・・合鍵を作ってもらって錠前に差し込んでも
  廻らない、廻すときに違和感がある時等は使用しないほうが良いでしょう。
  無理に廻そうとすると抜けなくなる場合がありますから・・・
  錠前メーカーさんで潤滑材が添付されている商品もあります。
  使用方法を良く読んで御使い下さい。
  人命、財産を守ってくれる錠前ですから、メンテナンスを行い
  大事に扱うようにしましょう。
  メンテナンスの際は市販されている鍵専用の潤滑材を使用して下さい。
  磨耗を抑えスムーズに抜き差しできます。

  CRC556等の潤滑油は埃等を吸い寄せますので使用しないで下さい。
  



参考文献及び読んだ鍵に関する本  順不同

  鍵師大谷 二三男 著 幻冬社
  鍵師の仕事段  勲    著 小学館
  古代の鍵合田 芳正  著 ニュー・サイエンス社
  鍵のかたち・錠のふしぎ INAX出版
  世界の鍵と錠 里文出版